●SUMEの映画とバルトロメイ・ビットマンと私の見た不思議な夢 |
昨年末に、関係者向けの全編映像をパソコンの画面で見てはいたのだが、何と言っても、グリーンランドの圧倒的な自然の映像、そうした自然の中で育まれてきたイヌイットの人たちの文化や表情は、映画館の大きなスクリーンでないと味わえないと思ったし、彼らの音楽も迫力ある音響でより堪能できた。
この映画を観るまでは、恥ずかしながらグリーンランドがデンマークによって植民地化されていたことも知らなかったし、SUMEの音楽が自治化への大きな推進力となったことも勿論知らなかった。
当時のロックが持っていたパワーって凄いと改めて感じた。
私としては、自分の経験からも、プロコル・ハルムのワールドツアーの前座の話を巡ってのメンバー間の意見・生き方の違い、そしてメンバーチェンジや活動停止に至る青春の儚さを垣間見るようなメンバーたちの発言と深い表情に心を動かされた。
2月にはDVD化されるようなので、ご興味のある方は、そちらでご覧になるとよいと思うが、もし今後も映画館で公開されることがあれば、ぜひ足を運んでほしい。
さて、私の次の楽しみは、以下のコンサートだ。ウィーンから来日するバルトロメイ・ビットマン。ヴァイオリンとチェロの二人組だ。
ヴァイオリニストのクレメンスは、あのMAGMAのディディエ・ロックウッドの音楽院でJAZZを学んだということだ。
2月12日(祝日)吉祥寺のスターパインズカフェ。下記ウェブサイトで映像も見ることができるので、ぜひご覧になって、ライブにも行ってみてください。
私も行きます!
http://www.mplant.com/bb/
下記のブログで、バルトロメイ・ビットマンを身近に感じよう。
http://themusicplant.blogspot.com/2017/09/blog-post_52.html?spref=tw
http://themusicplant.blogspot.com/2017/09/blog-post_23.html?spref=tw
http://themusicplant.blogspot.com/2017/09/blog-post_87.html?spref=tw
チェロのマティアスは、ウィーンに120年続くバルトロメイ・ファミリーの出身で
http://themusicplant.blogspot.com/2017/09/blog-post_25.html?spref=tw
マティアスが持ってくるチェロには、すごい歴史がこめられているのだそう。
http://themusicplant.blogspot.com/2017/09/blog-post_26.html?spref=tw
さて、今日見た夢。
KENSOのライブ、コスメ業界と、どうやら宝塚も連動しているらしくバックステージに化粧の濃い女性が溢れている。
楽屋のトイレからズボンを上げながら出てきた私は、慌てていわゆる“社会の窓”が閉まっているか確認。
女性たちは「いやだ~あのオヤジ」っていう顔で私を見る。
内心「私を誰だか知っているのか?今日のメインアクト・バンドKENSOのリーダーだぞ」と思う。
前座の化粧部員+宝塚的なステージ(私は舞台袖で見る)が終わり、KENSOライブスタート。
演奏を開始したが、ギターアンプの位置がいつもと全然違って弾きにくいことこの上ない。
頭に来て「志村さん!(知る人ぞ知る私のギターテクニシャン)志村さん!この位置にアンプはないでしょう。」と怒る私、「だって、宝塚の連中が踊っていたから、ここにしか置けないんだよ」と志村さんも反論。
言い争っている内に、私の足元に小さいフェンダーのアンプがもうひとつ置かれ(誰が置いたのか不明。夢ですから)、更に足元が窮屈になる。
演奏も、各楽器のバランスもバラバラ。
客に「皆さんもお気づきかもしれませんが、今日は、コスメ業界の方々との慣れないコラボでバタバタし、KENSOのサウンドチェックができなかった」と言い訳。
最初は、ほぼ満席(会場は、クラブチッタよりもちょっと小さい感じ)だったが、演奏が始まったら、客席に座っていた化粧部員みたいな姐ちゃんたちは、「何?この変な音楽」とどんどんロビーに出ていき、会場にいるのは4~5人。
一曲目、「個人的希求」演奏しながら、「今日、KENSOの音楽を聞きに来た人は、これだけなのか」とガッカリしている自分。
さて、この夢は、私のどんな脳内状態を反映しているのだろう?
- 化粧部員のような女性の前で演奏してみたい?
- 結局、KENSOのお客の大半はオヤジであるという現実が痛いほど分かっている?
- 若い化粧部員のような人たちはKENSOの音楽に興味がないと悲観している?
- 横浜高島屋や横浜そごうの1階で見る化粧部員の女性に、日頃から歪んだ欲望を感じている?
- 今はクラブチッタを満員にできるが、あと数年もすれば、KENSOのライブに来る客など 4~5名しかいなくなるという不安?
- もしかして、自分が40年以上も追求してきたKENSOの音楽は“変”なのでは?という不安?
- とても、ここでは書けないような、私しか知らない哀しい“あの理由”が夢に出てしまった?
- 私自身が気づいていない、私の心の深層に沈殿している、もし精神分析医に指摘されたら とても生きてはいけないような、ドス黒い何かが夢に表れてしまった?
- 「個人的希求」をライブでやりたい?