2011年 11月 01日
●A boy in solitude |
12月4日のKENSO LIVEの会場で販売されるCD-ROM「A boy in solitude」は、
以前も書きましたが、只今レコーディング中のKENSOの新作(来年リリース
予定)の制作費助成のための募金活動「KENSO AID」の一環として
制作されました。
①自分でも情けなくなるほど商才の無い私、
そしてご存知の皆様も多いと思いますが、
②私立歯学部の多くが定員割れを起こしているほどの歯科業界の不況(註1)、
そして③元々KENSOのアルバムがたいして売れない→
きっと皆さんが驚かれるような額しか儲かりません。
スタジオ盤はほとんど赤字です。
という三重苦によって、次のアルバムの制作費を捻出するのが
かなり難しい状況になっています。(註2)
以前、KENSOの経済状況について、お金儲けの上手な友人にちょこっと話した
ところ、色々なアイディアやアドバイスをもらったのですが、正直言って
「う~~ん、それはできないなあ」と感じるものでした。
私も皆さんと同じく、毎日毎日額に汗して働いて生活の糧を
得ていますので(お母さんから毎月1500万円もお小遣いをもらえる
某元総理大臣やカジノに100億円も会社の金をつぎ込める御曹司ではないのです)
お金の大切さは見にしみて分かっています。
ということで、できるだけ制作費を掛けずに、しかもファンの皆さんに楽しんで
いただける“物販グッズ”として思いついたのが今回の「A boy in solitude」
でした。私の敬愛するバンドGentle Giantの4枚組ボックスセットのウチの
一枚、そうです、あれです、ディスク4、あのデータディスクを大いに参考にさせていただきました。
さてさて、言い訳が長くなりましたが、本CD-ROMをお買い上げくださる皆様に
繰り返しご注意申し上げておきたいのは、これはデータディスクなので、
通常のCDプレイヤーでは再生できないことです。もちろん、機種によっては
データCDの中の音楽ファイルを再生できるものもあるし、ちなみに私の持っている
数台の安物CDプレイヤーのうちの二台はmp3対応でしたから、皆様もご自分の
CDプレイヤーをよくチェックなさってください。パソコンをお持ちの方は
まず大丈夫だと思います。iPod やiPhoneなどのmp3再生装置をお持ちの方は
もちろん大丈夫です。
なぜ音楽CDでなくCD-ROMにしたかというと、この音源がトータル約4時間の
長さがあるからです。とにかく私の手元にあるカセットテープやDAT,MD,
古いシーケンサーの内蔵メモリー、ハードディスク、すべてを骨惜しみすること無く(笑)探しまくりました。例えば、本年4月某日の日記を読み返すと「シーケンサーの中を半日チェックしたが、労多くして功少なし」と書いてあります。ですから、その労力をお金に換算すると決して制作費が安価とは言えないことにあとで気づきました。そしてカセットテープを良好な状態で再生するためにかつて自分が使っていたカセットデッキと同じ機種のカセットデッキを中古で購入(何と言う愚行)、それらすべてをKENSO新作用に買った最新のレコーディング機材にダビングして、何日もかけて編集しました。
元々たいして音のよくないデモ音源やカセットテープ・ウォークマンで録音したような音源ではありましたが、作品としてのクオリティをあげ、皆さんが少しでも聴きやすいように、「うつろいゆくもの」を初めとして多くのKENSO作品に関わってくれたエンジニアの大迫浩氏にマスタリングをお願いし、当初は自分のパソコンのiTunesでmp3に圧縮しようと思ってたのですが、これまた多くのKENSO映像作品に関わってくれた野呂政幸氏に相談したところご自分の仕事で使っているプロフェッショナル仕様の機材を使ってオーサリングをしてくれることになりました。野呂氏は、経費節約のために自らジャケットおよびディスク面のデザインも
やってくれました!!お二人には心から感謝しています、ありがとう。
「KENSO全ライブDVD計画」もよろしく。
ということで、
凝り性の私は“結局、やっちまったなー”という「A boy in solitude 」です。
内容についてはまたいずれ書くつもりですが、1979年の音源!これが目玉のひとつです。このブログを読んでくれている皆様の多くはKENSOの新作に期待してくださっていることでしょう。その新作を、おそらくは2012年に皆様が初めて
聴かれる時、その時に本CD-ROMの「1979年」音源が、たった一回だけの
大きな「!!!」のちに「歓喜」を生んでくれると思います。
“初めて聴く作品なのに懐かしい”という稀有な一期一会が、きっとあります。
また「陰鬱な日記」の元となる曲が2つの時期に分かれて収録されていますが、
それについては将来出版予定の自伝にて詳らかにする予定の、自分自身の
内面的な出来事に深く関係しています。やがて一曲に収斂してゆく曲の2つの
原石、このCD-ROMでしか味わえません。
「陰鬱な日記」はまさに「陰鬱な日記」だったのです。
その他にも、自分でもその存在を忘れていた“ほぼ完成している未発表曲”、
作曲の過程での私の迷いが見事に露呈している音源、
元は完成バージョンとかなり違う方向性だったことが判明した曲などなど、
きっとファンの方々に楽しんでいただけるものと思います。
元アイドル歌手のデビュー何周年だかのアルバム用に依頼されて書いたものの、
見事にボツになった曲も収録されています。やっぱり私に歌謡曲は無理でした。
しかたないよ、ロックみたいに研究していないもん、歌謡曲を。
歌謡曲の分野には、リスペクトしている歌手も作曲家もいないしね。
本CD-ROMは先にも書いたように制作資金助成のための「募金」です。
よって、色々と中間マージンを支払わないといけない通常のマーケットでは
販売しません。当初は、「KENSO SECOND」の初回プレス枚数である
1000枚作ろうかと思ったのですが、売れ残ってまたしても私の自宅スタジオや
院長室を在庫段ボールが埋めてゆくのを避けるため、「KENSO FIRST」の
400枚よりは多い、明らかにクラブチッタ川崎のキャパを意識した500枚のみ
販売することにしました。
どうぞ12月4日、KENSOのライブ会場でゲットしてください。
その後、ネットオークションで売ろうが、皆さんの自由です。
とにかく“そこでしか手に入らないものはそこで買う”これが、
長年大金を即売CDにつぎ込んできた私自身の鉄則です。
よろしくお願いします。
では、これから二回目のリハーサルへ行ってきます。
(註1)同世代の友人医師に現在の歯科大の入試状況を話したら、
「え~~!いつからそんなに医学部と離れてしまったの?」と驚かれた。
そうなのだ、かつて歯学部は医学部の下くらいには置かれていたのだ。
当時、医学部進学も考えていた私は身を持って知っている。
(自分の入れる可能性のあるレベルの私大医学部は学費が高すぎて断念)
それどころか、医学部をやめて~諸事情はあるにせよ~歯学部に入りなおした
人さえ私は知っている。それがいまや多くの私立歯科大で定員割れ。
なかには学力試験なし、高校時代の成績は問わない歯学部まであるという
体たらくだ。10代のころの成績と歯科医としての能力とは関係ないのかも
しれないが、それにしても、、、、、理解できるのかなあ、
生化学とか生理学とか解剖学とかの基礎系の医学こそが大切なのに、
そんな低い学力で。
それと逆で、この就職難で医学部の人気は上がる一方らしい。
私と同級生には今や教授クラスになっている人間もいるが、
臨床はともかく研究は(国立の歯科大の優秀な学生はともかく)
かなり困難になるかもしれないと言っている。その臨床にしたところで、我々が
歯科大生だったころは、(今思うと恐ろしいが)学生がずいぶんたくさんの患者さんを大学病院で実際に治療した。かなりのノルマさえあった。
ところが、現在では、国家試験を通って数か月してから「初めて患者の歯を
少しだけ削った」という状況も多々あるらしい。
私自身はもちろん波はあるものの、毎日毎日忙しく仕事をさせていただいて
いるし、もう自分の将来は見据えているのであるが、若い歯科医たちは
本当に大変だろうなあと思う。
本ブログの一般の読者の方には「歯医者が多すぎるから」ということで
説明するのがわかりやすいかもしれないが、歯科医師に対する行政上の厳しさも
私が開業した30代前半の頃とは段違いで、
むしろそちらのほうが経営を圧迫しているように感じる。
ちなみに、こんなにも歯学部の人気の低い(ほぼイコールで私立歯科大受験時の
学力レベルの低い)国は日本だけだということだ。
すると、将来は海外から優秀な教授を呼んでくるのかしら。
ま、いいか、それより今は「A boy in solitude」を売らないと。
私はGReeeeNではないのだ。
儲からない音楽を選択してしまったのだ。でも実りは多かったけどね。
これからも「ここにしかない音楽」を追求していく。
(註2)あの偉大なるWeather Reportが活動停止に追い込まれた理由のひとつも資金難でした。解散後にリリースされたアーカイブライブアルバムのライナーノーツで、関係者のひとりが涙乍らに「国は、この素晴らしいバンドに助成金を出すべきだった」というようなことを書いています。
あんなに素晴らしい、まさに革命的な音楽を創ったW.Rですら、そうだったというのだから、KENSOは仕方ないかも、、、、、ちょっと弱気。

以前も書きましたが、只今レコーディング中のKENSOの新作(来年リリース
予定)の制作費助成のための募金活動「KENSO AID」の一環として
制作されました。
①自分でも情けなくなるほど商才の無い私、
そしてご存知の皆様も多いと思いますが、
②私立歯学部の多くが定員割れを起こしているほどの歯科業界の不況(註1)、
そして③元々KENSOのアルバムがたいして売れない→
きっと皆さんが驚かれるような額しか儲かりません。
スタジオ盤はほとんど赤字です。
という三重苦によって、次のアルバムの制作費を捻出するのが
かなり難しい状況になっています。(註2)
以前、KENSOの経済状況について、お金儲けの上手な友人にちょこっと話した
ところ、色々なアイディアやアドバイスをもらったのですが、正直言って
「う~~ん、それはできないなあ」と感じるものでした。
私も皆さんと同じく、毎日毎日額に汗して働いて生活の糧を
得ていますので(お母さんから毎月1500万円もお小遣いをもらえる
某元総理大臣やカジノに100億円も会社の金をつぎ込める御曹司ではないのです)
お金の大切さは見にしみて分かっています。
ということで、できるだけ制作費を掛けずに、しかもファンの皆さんに楽しんで
いただける“物販グッズ”として思いついたのが今回の「A boy in solitude」
でした。私の敬愛するバンドGentle Giantの4枚組ボックスセットのウチの
一枚、そうです、あれです、ディスク4、あのデータディスクを大いに参考にさせていただきました。
さてさて、言い訳が長くなりましたが、本CD-ROMをお買い上げくださる皆様に
繰り返しご注意申し上げておきたいのは、これはデータディスクなので、
通常のCDプレイヤーでは再生できないことです。もちろん、機種によっては
データCDの中の音楽ファイルを再生できるものもあるし、ちなみに私の持っている
数台の安物CDプレイヤーのうちの二台はmp3対応でしたから、皆様もご自分の
CDプレイヤーをよくチェックなさってください。パソコンをお持ちの方は
まず大丈夫だと思います。iPod やiPhoneなどのmp3再生装置をお持ちの方は
もちろん大丈夫です。
なぜ音楽CDでなくCD-ROMにしたかというと、この音源がトータル約4時間の
長さがあるからです。とにかく私の手元にあるカセットテープやDAT,MD,
古いシーケンサーの内蔵メモリー、ハードディスク、すべてを骨惜しみすること無く(笑)探しまくりました。例えば、本年4月某日の日記を読み返すと「シーケンサーの中を半日チェックしたが、労多くして功少なし」と書いてあります。ですから、その労力をお金に換算すると決して制作費が安価とは言えないことにあとで気づきました。そしてカセットテープを良好な状態で再生するためにかつて自分が使っていたカセットデッキと同じ機種のカセットデッキを中古で購入(何と言う愚行)、それらすべてをKENSO新作用に買った最新のレコーディング機材にダビングして、何日もかけて編集しました。
元々たいして音のよくないデモ音源やカセットテープ・ウォークマンで録音したような音源ではありましたが、作品としてのクオリティをあげ、皆さんが少しでも聴きやすいように、「うつろいゆくもの」を初めとして多くのKENSO作品に関わってくれたエンジニアの大迫浩氏にマスタリングをお願いし、当初は自分のパソコンのiTunesでmp3に圧縮しようと思ってたのですが、これまた多くのKENSO映像作品に関わってくれた野呂政幸氏に相談したところご自分の仕事で使っているプロフェッショナル仕様の機材を使ってオーサリングをしてくれることになりました。野呂氏は、経費節約のために自らジャケットおよびディスク面のデザインも
やってくれました!!お二人には心から感謝しています、ありがとう。
「KENSO全ライブDVD計画」もよろしく。
ということで、
凝り性の私は“結局、やっちまったなー”という「A boy in solitude 」です。
内容についてはまたいずれ書くつもりですが、1979年の音源!これが目玉のひとつです。このブログを読んでくれている皆様の多くはKENSOの新作に期待してくださっていることでしょう。その新作を、おそらくは2012年に皆様が初めて
聴かれる時、その時に本CD-ROMの「1979年」音源が、たった一回だけの
大きな「!!!」のちに「歓喜」を生んでくれると思います。
“初めて聴く作品なのに懐かしい”という稀有な一期一会が、きっとあります。
また「陰鬱な日記」の元となる曲が2つの時期に分かれて収録されていますが、
それについては将来出版予定の自伝にて詳らかにする予定の、自分自身の
内面的な出来事に深く関係しています。やがて一曲に収斂してゆく曲の2つの
原石、このCD-ROMでしか味わえません。
「陰鬱な日記」はまさに「陰鬱な日記」だったのです。
その他にも、自分でもその存在を忘れていた“ほぼ完成している未発表曲”、
作曲の過程での私の迷いが見事に露呈している音源、
元は完成バージョンとかなり違う方向性だったことが判明した曲などなど、
きっとファンの方々に楽しんでいただけるものと思います。
元アイドル歌手のデビュー何周年だかのアルバム用に依頼されて書いたものの、
見事にボツになった曲も収録されています。やっぱり私に歌謡曲は無理でした。
しかたないよ、ロックみたいに研究していないもん、歌謡曲を。
歌謡曲の分野には、リスペクトしている歌手も作曲家もいないしね。
本CD-ROMは先にも書いたように制作資金助成のための「募金」です。
よって、色々と中間マージンを支払わないといけない通常のマーケットでは
販売しません。当初は、「KENSO SECOND」の初回プレス枚数である
1000枚作ろうかと思ったのですが、売れ残ってまたしても私の自宅スタジオや
院長室を在庫段ボールが埋めてゆくのを避けるため、「KENSO FIRST」の
400枚よりは多い、明らかにクラブチッタ川崎のキャパを意識した500枚のみ
販売することにしました。
どうぞ12月4日、KENSOのライブ会場でゲットしてください。
その後、ネットオークションで売ろうが、皆さんの自由です。
とにかく“そこでしか手に入らないものはそこで買う”これが、
長年大金を即売CDにつぎ込んできた私自身の鉄則です。
よろしくお願いします。
では、これから二回目のリハーサルへ行ってきます。
(註1)同世代の友人医師に現在の歯科大の入試状況を話したら、
「え~~!いつからそんなに医学部と離れてしまったの?」と驚かれた。
そうなのだ、かつて歯学部は医学部の下くらいには置かれていたのだ。
当時、医学部進学も考えていた私は身を持って知っている。
(自分の入れる可能性のあるレベルの私大医学部は学費が高すぎて断念)
それどころか、医学部をやめて~諸事情はあるにせよ~歯学部に入りなおした
人さえ私は知っている。それがいまや多くの私立歯科大で定員割れ。
なかには学力試験なし、高校時代の成績は問わない歯学部まであるという
体たらくだ。10代のころの成績と歯科医としての能力とは関係ないのかも
しれないが、それにしても、、、、、理解できるのかなあ、
生化学とか生理学とか解剖学とかの基礎系の医学こそが大切なのに、
そんな低い学力で。
それと逆で、この就職難で医学部の人気は上がる一方らしい。
私と同級生には今や教授クラスになっている人間もいるが、
臨床はともかく研究は(国立の歯科大の優秀な学生はともかく)
かなり困難になるかもしれないと言っている。その臨床にしたところで、我々が
歯科大生だったころは、(今思うと恐ろしいが)学生がずいぶんたくさんの患者さんを大学病院で実際に治療した。かなりのノルマさえあった。
ところが、現在では、国家試験を通って数か月してから「初めて患者の歯を
少しだけ削った」という状況も多々あるらしい。
私自身はもちろん波はあるものの、毎日毎日忙しく仕事をさせていただいて
いるし、もう自分の将来は見据えているのであるが、若い歯科医たちは
本当に大変だろうなあと思う。
本ブログの一般の読者の方には「歯医者が多すぎるから」ということで
説明するのがわかりやすいかもしれないが、歯科医師に対する行政上の厳しさも
私が開業した30代前半の頃とは段違いで、
むしろそちらのほうが経営を圧迫しているように感じる。
ちなみに、こんなにも歯学部の人気の低い(ほぼイコールで私立歯科大受験時の
学力レベルの低い)国は日本だけだということだ。
すると、将来は海外から優秀な教授を呼んでくるのかしら。
ま、いいか、それより今は「A boy in solitude」を売らないと。
私はGReeeeNではないのだ。
儲からない音楽を選択してしまったのだ。でも実りは多かったけどね。
これからも「ここにしかない音楽」を追求していく。
(註2)あの偉大なるWeather Reportが活動停止に追い込まれた理由のひとつも資金難でした。解散後にリリースされたアーカイブライブアルバムのライナーノーツで、関係者のひとりが涙乍らに「国は、この素晴らしいバンドに助成金を出すべきだった」というようなことを書いています。
あんなに素晴らしい、まさに革命的な音楽を創ったW.Rですら、そうだったというのだから、KENSOは仕方ないかも、、、、、ちょっと弱気。

by kenso1974 | 2011-11-01 00:29

