10月1日(土曜日)、1970年代末に彼らのファーストアルバム(日本盤ですよ!)を聴いて大いに感動して以来のフェイバリットバンド、オランダのフレアークのライブにゲスト出演してきた。
ちなみに、昔はフレアークではなく、フラレックとかフラルックとか呼ばれていた。
我友・小口健一くんは「フレアラーク」と、誰も呼んでいない独自の呼び方で呼んでいた。さすが独特な感性の持ち主だ。
91年が初来日ではなかったかと記憶しているが、その際に彼らのマネジャーからいただいた名刺には日本語で「フラレック」と書いてあった記憶がある、、、、、名刺を探して確認する時間もないので未確認情報であるが、、、、、まあ、とにかく日本盤のライナーには「フラレック」と書いてある。
いやまあ、この日本盤のライナーの“笑っちゃう”こと。
皆さんに見せたいくらいだ。とにかく、当時情報が何も入って来なかったんだなあと(今だったら、ネットで色々と調べられるけど)いうのがよく分かり、必ずしも書き手を責められないが、「でももうちょっとなんとか上手いこと書けよ。誰なんだライターは?」と
文章の最後をみたら、無記名だった(哀感)。
無記名正解だ、こんな文章、、、、、まあ、いいか、今更。
さてさて、当日私は15時入りだということだったので、いつもは10時から開始する診療を9時半からにし、いつもは12時半で終わりの午前中診療を13時まで延ばし(午後を休診する時は、土曜日しか来院できない患者さんの利便性および経営のため、そうすることが多い)最後の患者さんが終わるとクリニックを飛び出して最寄り駅にひた走り(というほど足が速くないのだ。
しかもギター持っているし)東横線に飛び乗った。
お陰様で会場に14時10分くらいには到着、既にサウンドチェック中だったメンバーに軽く挨拶、リーダーのエリックとは、18年ぶりの再会を「お互い老けたけど、元気で再会できてよかったな~~」と喜び合った。
他のメンバー(みんな若い)とはもちろん初対面だ。
ヴァイオリンとボーカルのミレラが休憩していたので、まずはお土産を渡す。
彼女が赤ちゃんと同行していたのを招聘元の野崎さんから聞いたが、(というか、前日、野崎さんのブログを見たらベビーカーの写真が載っていたので、すぐにメールで問い合わせた)、しかしもうお土産を買っている時間はないので家にあったほとんど未使用のピーターラビットの動物たちを形どったサインペンのセットと、私の子供のお古ではあるのだが空気を入れて膨らめる(浮き輪やビーチボールのように)キティちゃんの人形、そしてKENSOのCD。
何よりも喜んでくれたのがキティちゃんの人形で、私が空気を入れている最中から「キティ!」と叫んで「私自身がキティが大好きなの」と法要いやちがった抱擁されてしまった。
彼女はずいぶんキティを気に入ってくれたようで、リハーサルの間中
自身の譜面台にキティを抱きつかせていた。よかったな、キティ。
こんなに喜んでくれるとは思っていなかったので、私自身も嬉しかったし、彼女のソロCDも頂いた。やった~~!
しばらく野崎さんと談笑しつつサウンドチェックを見ていたら、エリックが突然「シミズサン」と野太い声で私を呼び、さあいったい私用のギターアンプをどこに置くのかという話になった、、、何しろステージは5人のメンバーと楽器で満員御礼状態。
結局、エリックの横に私が立ち、エリックが使っていたアンプのやや後方のわずかなスペースに私の使う会場常設機材のアンプを置くことになった。
当初エリックは、「俺の使っているアンプにシミズのギターも突っ込めば良いじゃないか」などと恐ろしいことを言っていた(笑)。
音響さんが、「いやあ、それは~~」と困っていた。エリックう!
前述のファーストアルバムで初めて聴いた時から大好きになった「ソフィア」。
1983年から85年くらいのkensoのライブでもカヴァーしていた(そう言えば、2000年の結成25周年記念ライブでも、佐橋俊彦氏が加わって演奏しましたな)この曲を本家本元と演奏する機会が来ようとは。
緊張と喜びのなか、リハーサルは始まった。私が考えていたアイディアをエリックに伝えたらokしてくれたので、それを試しつつスタート。
うわ~~やりにくい、リズムが分からない、、、汗。
そうかあ、ドラムがいないのだ。
ベースのパブロは本当に感じの良い若者で、私のために強力にベースラインを出してくれているのだが、そのベースも含めて私以外は生楽器なので、ステージ上で鳴っている音が極めて小さい。しかも、これは勿論良い意味でなのだが、彼らのリズムが(所謂ロマミュージック的で)一定していない、うねりまくるのだ。エリックの掛け声でテンポが上がったり下がったりする。なんとか、一回目が終わってすぐにエリックが提案する。
「シミズのギターソロを入れよう。そうだなあ、フルートソロの前に入れよう」
「ちょ、ちょ、ちょっと待って、フルートソロってどこ?」と思うまもなく
「いや、違うな、フルートソロの代わりにギターソロだ。
AmでシミズがソロをとったらBmに移行してヴァイオリンソロだ」
え~っ、何小節ソロやればいいの?そしてBmへはどのタイミングで?と思うまもなく二回目にして最後のリハ。
ああ、なんとか分かってきた。
二回目終わり。するとまたエリックが途中、彼らが「Bird 」と呼んでいるフルートや笛系のジェロンとミレラによる「オス鳥とメス鳥のナンパのシーン」(だと私は思っているのだが、、、
初来日の時は結構露骨にエロい演出だった)があるのだが、「シミズもそこに絡め」と。
ok,私もギターの弦をスクラッチして鳥の鳴き声みたいにすればよいのだなと思っていると、ミレラが「私にアイディアがある。そこにシミズが第三の登場人物(鳥だが)として咳払いをしながら出てくるというのはどうか」と提案。野崎さんが私に翻訳してくれ、私もそこに第三の鳥として加わることになった。
、、、、、、で、私のリハは終わり。
まあ、ゲストだし、こんなものだろう、まああとは出たとこ勝負だ。
メンバーも「エレキギターって、一体どんなふうに入れるのか心配だったけど、面白いね」「いやあ、よかったよ」と言ってくれたので、一安心して楽器を置き、私は日頃からお世話になっている、そして本当は今年の夏に、kenso以外の新バンド(!!!)で出演することになっていた(が、震災の影響でメンバーのスケジュールが変わってしまい、キャンセルさせていただいた)シルバーエレファントへ、お詫びと今後のご挨拶に向かった。
2010年2月に永井さんのトシミ・セッションで出演させていただいた時以来の吉田店長との再会。しばし、歓談。kensoの12/4のライブのチラシも置いてくださるとのこと、感謝感謝。
日本のプログレの歴史を背負ってきたシルエレ、時代は変わっても吉祥寺のあの場所に「シルエレ」が在ることが嬉しいし、意義深い。
ぜひ、頑張って欲しいものだ。
Star Pine'sに戻ってギターをチューニングし終わったら、どっと疲れがでた。
椅子に座って仮眠、その後メンバーと話す。
今日はプロモーターの仕事に加え、即売の売り子もやるという孤軍奮闘の野崎さんが、即売商品を並べていたらエリックが「ヨーコ!シミズにも一枚プレゼントしてくれ」と、絶対買おうと思っていたDVDとCDのセットをくれた、嬉しい!!
ネイルアートをしていた(ウソウソ、右手の爪を整えていた)エリックとしばし談笑し、私にとって大切な大切なファーストアルバムのLPジャケットにサインしてもらった。もう、完全にいちファンと化した私であった。
しみじみと色々なことを思い出す。
1990年、フレアークが来日することをどこからか聞き、大喜び。
もちろん普通の聴衆として客席にいたら、mcで「日本のバンドが、次の曲をカヴァーしている」とエリックが言っているではないか!
「知っていてくれたんだ~~」
そしてバックステージでの初対面。
最初からフレンドリーだった彼は、自分の使っていた楽器を色々と説明してくれ、私の質問にも答えてくれた。
ピアソラの名前を初めて聞いたのも、彼に「好きな作曲家は?」と質問したら、彼がメモに書いてくれた時だった。
主催者が気遣ってくれて打上げにも出させていただいた。
本当に感激した。二度目の来日の時は、私は父親になってすぐだったため、終演後はあまりゆっくりできなかった(前日は、ジェスロ・タルのライブだった)。
あれから18年、、、野崎さんのお陰で共演でき、本当に光栄に思っている。
さてさて開演間際、kenso小口、光田両氏が到着。
三名で彼らのステージを楽しんだ。
とにかくリズムの躍動感がすごい。
バンドとしての生き物のようにうねりまくるアンサンブルもさることながら、ミレラのヴァイオリンで和音を弾きながら、そこに民族音楽的というのか現代音楽的というのか、斬新なハーモニーで自身の歌を重ねる演奏や、数年前に映像をみてぶっ飛んだマリウスのツィンバロンなどなど、
ソロがまた素晴らしい。
光田健ちゃんが「ヴァイオリン、良いですね。ピッチも素晴らしい」と。
いい歳して憎まれ口ききたくないが、日本人の主としてクラシック畑出身のミュージシャンたちがやっている(Jクラシックっていうんですか?)、「ワールドミュージック」的な演奏、フィドルとヴァイオリンの違いも分かっていないような連中のやっている音楽を「ああ、これがアイリッシュなんだ」とか「これがジプシー音楽なんだ」と聴いている人たちは本当に可哀想だと思う。
本物を聴け!
ぜんぜん違うんだから。
まあ、でも、その違いが分からないくらい、既に感性が朽ち果ててしまっているかもしれないが。
あ、忘れないうちに言っておこう。
終演後のバックステージでエリックが
「日本のオーディエンスは本当に素晴らしい」と何度も言っていたよ。
彼らのコンサートの素晴らしさについては、とても文章では書けないので、次の来日の時には、皆さん絶対に行ってください。
さてさて、コンサートも後半に近づき、ついに私の出番だ。
エリックが「20年前、日本のgreat musicianと知り合った。お互いのCDを交換し、、、、、そして今日、一緒に演奏することになった」と私を紹介してくれ、先程サインしてもらったファーストアルバムジャケットを掲げつつ私はステージに出ていった。
先程も書いたが、
1:ステージ上でデカイ音で鳴っている(といっても、通常のKENSOのライブに比べたら全然小さい音なのだが)のが私のギターだけであること>>>よって自分の音ばかり聞こえる。
2;ステージセットアップ上の事情で、私用のモニタースピーカーが
置いていない(置けない)。私が聴いている他のメンバーの音は
バイオリンの生音、エリックのギターとパブロのベースの生音、
意外に小さいツィンバロンの生音、そしてエリック用のモニタースピーカーから
漏れ聞こえる音のみ。
3:ドラマーがいない。リズムを見失った時に、目配せと共に
「ここが小節の頭だよ」とシンバルを叩いてくれる人がいないのだ!
後半、パブロが左足でリズムを大きく刻んでくれ、それを見て持ち直した。
パブロ!ありがとう。
4:フレアークもKENSO同様、長い時を経てアンサンブルを作ってきた
“バンド”なんだな~。
リズムが微妙に速くなったり遅くなったりうねりまくるのだ。
とても、二回のリハでは追いついていけない。
5:会場常設機材のギターアンプR社のJCが、今まで使ったことのない
状況。low inputにギターを挿して、ボリューム2で音がでかいって
どういうことよ。しかも、トーンをいじるとボリュームも変化してしまう。
ああいうJCもあるんだなあ。向学のため、今度志村さんに聞いてみよう。
6:前述のように、そのギターアンプを置く場所がなく、ステージのかなり後方に
置くしかなかったので、ギターからスピーカーまでが遠く、フィードバックが
かからないのでロングトーンは全滅。
7:もともとの私のリズム感が悪い。
8:その他の要因
といった「約8重苦」で、かなり参ったが、でも演奏は楽しかったね。
だって自分のフェイバリットバンドに混じって演奏できたんだもの。
お客さんも盛り上がってくれたし、客席にいた友人に聞いたら「僕の廻りのお客さんたちもすごく楽しんでいたよ」とのことだったから
まあゲストとしての役割はクリアできたように思う。
アンコールの終わったあとにメンバーが再度ステージに上がっていく際には「シミズも行こうよ」とメンバーが私の手をひっぱってくれた。
本当に良い奴ばかりだった、感謝。
ということで、私の役割は無事終了、、、、、のはずだったのだが。
終演後は、メンバーがバーカウンターのところに出てきてサイン会。
かなり長い時間やっていたんじゃないかな。
私も、小口・光田両氏も、kensoファンの方々にサインしたりしてた。
お客様もいなくなり、光田・小口両氏も帰り、21時15分くらいだったか、プロモーターの野崎洋子さんが「清水さんも、よかったら打上げ出て行ってくださいね」と。「うん、そうさせてもらう。でも、明日、歯科の勉強会が朝10時からあるんで、 22時30分くらいには失礼するよ」
「あ、ぜんぜんokです。で、私ちょっと明日の会場に楽器運ぶ手配などをしてきますのでここでメンバーと待っていてくれます?それほど時間かからないと思うんで」
ということで、またしてもメンバーと談笑。
ベースのパブロは明るくて感じのよい若者で、 「kensoの曲、車に乗っている時とか聴いているよ。すごく良いねえ。
ツインキーボードなんだっけ?」などと会話が弾む。
「何か飲まないか?僕、ごちそうするからさ」
とんでもないと断ったのだが、自分の財布から日本円を取り出して飲み物をおごってくれた。ありがとう。
日本語で「カンパイ」した。
さて、そんな最中、野崎さんから電話。
「あの清水さん、ちょっと今大変な状況になっていまして、本当に申し訳ないんですけど、〇〇ビルの8Fにあるしゃぶしゃぶ屋に野崎で10名で申し込んであるんで、メンバー連れて行って打上げ始めておいてもらえませんか?メンバー、お腹すいているだろうし」
「え~~っ、英語苦手な私で大丈夫かなあ、、、、でも、野崎さんもお困りのようだからやってみるよ」
ということになってしまい、、、、
「野崎さんから今電話があって(と、ブロークン・イングリッシュで話し)Please come with me 」、、、、ひゃあ、外人引きつれて行ったことのない店で打上げかよ~~。
まるで遠足の小学生を引率するガイドさんのように(旗があったらよかったかも)、
「みんなついてきてるかな?あ、マリウスいっちゃった。マリウス~、マリウス~、こっちこっち」などと叫びながら、なんとか店を見つけしゃぶしゃぶ屋に行き着いたはよいものの、、、、、
まず敗因は、いわゆる「マニュアル店員」だ。
「野崎さんですか?」
「あ、野崎さん、ちょっと遅れていて代理の者なんですけど。急に代理を頼まれたんで、よく分からない部分もあるんで、よろしくお願いします」
「10名様で予約されていますが、10名でいいですか?」
「え~~と、メンバーが(ミレラは赤ちゃんがいたので打上げには来てない)4人と、メンバーの友達が2名(このカップルが曲者)、あと私と後からくる野崎さんで、とりあえず8名だけど、あとで音響スタッフとかくるのかなあ、ちょっとそのへんは分からないなあ」
「10名様で予約されていますが」
「だからあ、私はさっき急にメンバーを店に連れて行ってくれと野崎さんに頼まれたんで、最終的に何名かは分からないんです」
「10名様じゃないんですか?8名様なんですか?10名様でご予約いただいていますが」
馬鹿か!お前は!
そうだ、バカに決まっている。
音楽は●●みたいのしか聞かず、本といえば“ケータイ小説”しか読んでいないような、いや、それすら読んでいない、本と言えば、義務教育時代に読んだ教科書しか知らないようなやつなのだ、こいつは。
そして頭の中はネイルアートと実写版妖怪人間ベムのことしかないやつなのだ、
この女店員は。
「じゃあ、とりあえず8名にしておいてください」
「一応、お鍋の数とか10名様分になっているんで」
(本物のバカだ。亡国の象徴だ。藤原正彦さんの丁稚になってから出なおせ)
「もうすぐ野崎さんくると思うから」
「では、お飲み物の注文をお願いします」
ここで、フレアークの某メンバーの友人(日本語話せる外人男性とその日本人ガールフレンド)に、「英語話せるんですよね?すみませんが、メンバーにオーダー聞いておいてもらますか?私、野崎さんに連絡してみますので」と頼んだ。
で、しゃぶしゃぶの肉(食べ放題)はテーブルの上にでていたが他に何もでてこない、、、、、
マニュアル店員に「あのう、お料理は?」と訊くと「お肉以外はセルフサービスになっております」
早く言えよ!!
「あのう、私、この店のシステムがよく分からないんで、教えていただけますか?」と私。
海外でのライブを大成功させ、日本のプログレ界の頂点ということになっているバンドKENSOのリーダーの私が、数々の名盤を世に送り出してきたこの私が、もうまもなく過去の三作品が「紙ジャケット」でリリースされるKENSOのリーダーであるこの私が、このいかにも頭の悪そうな若い女店員に頭を下げた。
“郷に入っては郷に従え”だ。
このいかにも頭の悪そうなマニュアル店員は無表情に言った。
「こちらが、しゃぶしゃぶ用の野菜になっております。こちらが味噌汁の具となっております。こちらがご飯になっております。こちらが味噌汁になっております。こちらがご飯にかけるふりかけなっております」
なるほどね。
そういうことか、、、ということで、テーブルにもどりまず鍋に火をいれる(だって、メンバーにやり方分かる筈ナイし)その時点で、手伝いもせず大笑いしている女を見て、ふと思った。
「この日本人の女、気がきかないやつだなあ。でも、まあいいや」
火をつけて、メンバーの飲み物が来ていることを確認してから私は野菜や豆腐類を運ぶので座敷と入り口付近の、サラダバーみたいになっている場所を何往復もし、座敷に戻った時、その時、その外人の連れの日本人女が何って言ったと思う?
「よく働きますね、すごい」
だよ。
私がその日のゲストとして出演していたことも知っているし、野崎さんから急に頼まれて、あたふたしていることも見てわかっているはずなのに、お前、本当に日本人女性なのか?
「慮る」ということを知らないのか。
(きっと「おもんばかる」って読めないのだろうな)
なぜ私が、お前らカップルの分の野菜まで取りに行かないといけないんだ?
さすがに、その女、私の表情に気づいたか(鈍感なやつ)、初めて席をたって某メンバーと自分たち用の野菜を取りに行った、、、が、山盛りにもって戻ってきたのをみたら、もうしゃぶしゃぶの野菜や豆腐も味噌汁用の具もグチャグチャのまぜこぜ、、、、、
もう俺はお前を日本人女性とは認めない。
メンバーにしゃぶしゃぶのやり方を実演し(それは楽しかったけどね)
「肉の色が白く変わったらOKだ」
「こっちがセサミのソース、こっちがジャパニーズ・ビネガーね」とか
やってなんとかメンバーの夕食をスタートできた。
エリックが「シミズはいいやつだなあ」と言って、ねぎらってくれた。
いやあ、エリックこそ良い人だよ。
お互い、長い間バンドリーダーやっている、なんか通じるものがあった。
そんな、やっと漕ぎ着けたよい雰囲気に、またしてもマニュアル店員登場。
「10時オーダーストップになりますが」
「まだ野崎さんが来ていないので、彼女が何飲むかも分からないし、メンバーがこれからどれだけ食べるか分からないんで、もうちょっと待ってくれませんか、あと10分もすれば野崎さん、着くはずなんだ」
「でも、10時がオーダーストップなんで、それ以降は野菜も下げてしまいますんで」
ああ、バカは死ななきゃ治らないとは良く言ったもんだ。
中世だったら「お前は魔女だ」とチクってやる。
というわけで、追いつめられた状況で、とにかく野崎さんの分も考慮して肉を注文、野菜も取りに行った、、、、、
やっと野崎さん到着。
もう私もクタクタだったが、とにかく私も食べ、飲み、気づけば10時半。
後ろ髪をひかれる思いで、メンバーと握手し、打上げ会場をあとにした。
翌日、野崎さんから聞いた話だが、、、、
驚くべきことに某メンバーの友人二人組は、打上げ代を支払うこともなく、野崎さんに「ごちそうさまでした」の一言もなく、タダ飯食って帰っていったそうだ。
野崎さんは、その某メンバーが「悪いなあ、僕払おうか」と言ってくれたので、まあしかたないかと思ったと言っていたが、私はもう二度と会うことがないであろうあの二人に、特に日本人の女のほうに言ってやる。
お前は日本人女性の風上にも置けないやつだ。
他人が困っているのを目の当たりにしながらも、自分で何か手伝おうともせず、ただ下品に笑っているお前は日本人女性失格だ。
いや、人間失格と言い換えてもよい。どうせ、太宰なんて読んでおらず、テレビドラマのタイトルだと思うかも知れないが。
さあ、この怒りのパワーをkensoライブへのエネルギーに変換する時がやってきた、、、、、あ、そうか、そうだったのか。
神は私にkensoライブへ向かうためのエネルギーをくれたのか。
でも、神様、こんなマニュアル店員と馬鹿女を媒介にして私にライブへ向かうエネルギーくださらなくても、
私は既にエネルギー充満しております。
追記;
私はクラシック音楽も含めて音楽ファンである。ロックと同じくらいヘビーローテーションで聴いているクラシック曲もある。
クラシック畑の友人も(数は少いが)いるし、その分野の書籍も色々と読んでいる。子どもの時から練習を重ね、まさに才能と努力で幼少期から思春期を経て演奏家として世に出てゆく方々は本当に素晴らしいと思う。
でも、どの分野でもそうだろうが、超一流のクラシックの演奏家として食べていけるのは一握りで、他は生活のために必ずしも自分の理想とは違う演奏を要求されるのではないだろうか?多分、そうだと思う。
その時に、一部の困ったちゃんクラシック演奏家は、自身のなかにある
「西洋のクラシック音楽こそが正統であり最高である」
というドグマにしばられてしまい、生活のために「ワールドミュージック的な」演奏をするときに、必ずしもそうした伝統音楽に敬意を持って演奏できていないのではないか。
その素晴らしい伝統音楽を生んだ文化や歴史や風土について勉強していないのではないか。
そんな音楽を耳にする機会が少なくない。
中途半端なJAZZミュージシャンがROCKを馬鹿にすることを何度か目の当たりにしているが、じゃあ彼らにカッコイイROCKギターが弾けるかというと全然弾けないことがほとんどだった。
音を歪ませてチョーキング(といっても、彼らのチョーキングは猫の鳴き声のような情けないチョーキングだった)をすれば、ロックギターなのではない。
でも、まあ、それぞれ生活があるのだから仕方ないし、ジャズギターが上手く弾けることと、音楽に対して鋭く深い洞察力を持っていることは別物であるのだから、これも仕方ない。
話をもとにもどすと、私が言いたいのは、そうした生半可な「なんちゃって民族音楽」で、
若い人達の未完成の感性、これから多彩な発展性や可能性を秘めている感性をつぶさないで欲しいということだ。
売れっ子スタジオミュージシャンに「じゃあ、これをアイリッシュっぽい感じで」と譜面を渡せば、スーパーマーケットで流されるには充分な音楽が簡単にできるだろうが、そんなクズを世の中に蔓延させないで欲しいと心から思う。
以前、環境ホルモンの害がクローズアップされたことがあるが、(殺人などの重大犯罪を犯した犯罪者の脳との統計学的にも根拠のある相関は衝撃的だった)
その対象に敬意を払わない「なんちゃって民族音楽」は、まさに音楽的な環境ホルモンとして、若者の大脳皮質を破壊すると思う。「神聖かまってちゃん」のほうが、ピュアという点で、マシだと言える。(先日、久しぶりにテレビでみた“神聖かまってちゃん”は以前よりだいぶ
垢抜けていてややがっかりしたが)
蛇足ながら「環境ホルモン」という用語は日本でしか通用しない日本人の造語で、海外では「内分泌攪乱化学物質(endocrine disrupter)」というのだそうだ。